積算のポイント
積算のポイント
1.積算の基礎知識
埋設深度H(mm) | 掘削寸法(m) | ||
---|---|---|---|
A | B | H | |
300 | 0.40 | 0.47 | 0.36 |
600 | 0.40 | 0.53 | 0.66 |
900 | 0.40 | 0.59 | 0.96 |
1200 | 0.40 | 0.65 | 1.26 |
2.見積の種類
概算見積
計画する時より、どの程度の予算で工事ができるかを検討するために、現状の諸データより概算で工事費を積算することをいいます。
詳細見積
一般的に行われている完成設計図による見積で、これにより工事原価を算出します。
変更見積
工事中または、見積終了後に設計の変更等により工事費の増減があった場合に行います。
精算見積
工事完了後に現場の状況や、工事内容の変更等により工事費用が見積内容と異なった場合に行います。
3.設備工事費の構成
4.材料の拾い方
- 各工事ごと、材料別に数量を拾い出し集計して整数で計上します。
- 数量を拾う際には、一般的に小数点以下1位程度まで計上します。
- 単価が高価なものについては、小数点以下2位まで計上し、積算数量を四捨五入して計上します。
- 配管材料は、図面で数量を拾っても実際に現場で寸法切りしたときに、半端や切りくずがでるため、前もってそのロスを加算しなければなりません。(小規模工事の場合、実延長に対し、20~25%を加算します。)
5.見積書作成の注意点
- 設計図面、仕様書により工事内容を理解し、不明な点は自ら調査・検討し、疑問点は事前に設計者・その他の関係者に指示を受けます。
- 設計図面・仕様書に明示のない事項でも、施工上、当然必要なものは計上します。
- 機器類・使用材料については、以下の規格等に合ったものを使用すること。
日本工業規格・日本下水道協会規格・日本水道協会規格・空気 調和衛生工学会規格等 - 諸官庁に定められた法令・政令・規則・基準事項に基づいた施工が行えるように積算を行うこと。