ビニマスの施工ポイント

ビニマスの施工ポイント

インバートマスの施工手順 M-90Y施工例

1

位置決め・掘削・基礎

芯出しを行ってマスの設置位置を決めます。掘削幅は100mm主管の場合は400mm程度が標準です。砂基礎を50mm築造し、底面は十分に突き固めます。軟弱地盤の場合は砕石または、栗石を敷いてください。

2

設置スペースの確認

マスの設置に必要なスペースは、基礎外面部からマスの外側までM-90Y(90度合流マス)の場合471mmです。マス内に2/100の勾配が付いているので、マス本体上部を水平に設置すれば、適切な排水勾配が確保できます。但し、左右兼用マスは勾配が付いていないので、必ず適性勾配を設けてください。

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排水枝管の切断

塩ビ管の全周にケガキ線を入れ、シャーパー、鋸等を用い、ケガキ線に沿って切断します。

4

面取り

管端部に付着しているバリを、シャーパーの背等を使って取り除きます。管端部の角を落として面取りも行います。

5

標線記入

排水管に差し込みしろの目安になるように、標線を入れます。マスの差込みしろは50mmなので、60mmの位置に記入します。

6

接着剤の塗布

接着剤を排水管外面と、マス受口の内面の両方に塗布し、素早く接合します。

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マスと排水枝管の接合

スコップ等を使って、排水枝管をマス受口部のストッパーまで挿入します。この時叩き込みはしないでください。抜け戻りを防止するため、挿入後10~30秒間保持してください。

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排水主管の接合

排水主管とマスのねじれを防ぐために、マス受口部の合マークを排水管の印刷位置と合わせて、接合します。

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立上り管の接合

立上り管は、GLまでの長さよりも少し長めに切断し、水平器を使って垂直に接合します。立上り管の余長は埋め戻し後に調整します。

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埋め戻し

良質土を用いた埋め戻し前に、排水試験を行い、流れの確認を行います。その後、マス内部に土が侵入することを防止するため、蓋を仮設置し、よく突き固めながら埋め戻します。

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蓋の接着

蓋上面とGL面が同じ高さになるように、立上り管を切断して、高さ調整します。蓋と立上り管に接着剤を塗布して接合します。蓋を接合したら、蓋面まで埋め戻します。蓋の保護用ビニルカバーは、工事が完了するまで、取り外さないでください。

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施工後の確認事項

マス内部に土砂が落ちていないことを確認します。スケール等で管底寸法を測定し、適切な勾配が確保されているか確認します。

CA接合マスの施工方法 MA-90Y施工例

1

掘削

マスを増設する位置付近を深く掘削し、施工環境を整えます。

2

位置決め

排水枝管との接続を考慮して、マスを設置する位置を決めます。

3

切断位置にケガキ線を入れる

マス側面に記載されている切断寸法を確認し、排水主管の切断位置を計り、管の全周にケガキ線を入れます。

4

排水枝管の切断

シャーパー・鋸等を用いて、ケガキ線に沿って切断します。

5

バリ取り

管端部に付着しているバリを、シャーパーの背等を使って取り除きます。

6

マスの仮設置

マスを仮設置し、受口ストッパーまで排水管が挿入されるかを確認します。マスを設置するには、マスを排水主管の下からあてがいます。

7

マスと排水主管の接合

マスの受口、割カラーの内壁および、排水主管の外周に接着剤を均一に塗布し、素早く接合します。

8

割カラーの装着(主管)

プラスチックハンマー等を用いて、割カラーをマス本体のストッパーまで確実にはめ込みます。

9

排水枝管の位置決め

マスと排水枝管の距離を計り、排水枝管を組み立てます。

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排水枝管の接着

マスの枝管受口部内壁および、排水枝管の外周に、接着剤を均一に塗布し、素早く接合します。

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割カラーの装着(枝管)

枝管の接合時、ハンマーを振るスペースがない狭い場所では、割カラーの端面ではなく中央部の突起を叩いてください。

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立上り管の接合

VUパイプを切断し、接着剤でマスに接合します。接合時に水平器を用いて、立上り管の水平・垂直を確認します。

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蓋の接着

蓋および、立上り管に、接着剤を塗布し接合します。

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